8万人の署名を下関市長に提出しました。

 
 
風力発電に反対する住民有志と、山口県漁協下関ひびき支店の代表を含む20人余りは、昨日1月7日(木)に下関市役所にて、81,378筆の反対署名を添えて、中尾下関市長に対して風力反対早期表明を行うよう再度要望書を提出しました。
 
この2年間で中尾市長への風力反対陳情は13団体にのぼっておこなわれてきたが、これまで市長は一度も現れていない。今回も坂本副市長が対応し、「法律にのっとって事業者が環境アセスを実施した後に市長の意見を述べる」と繰り返すばかり。
 
 
 
我々は不誠実な対応の市長に大変不満を持っています。
 
これからも、住民の総意を大きくしていきましょう。
 
みなさまのご協力、行動が必要になります。
 
署名活動、街頭活動にも引き続きご支援ください。
 
よろしくお願いいたします。

20隻の漁船が抗議・'15/7/6

初日の海の調査(2015/7/6)は中止。


7/6~8/31までの50日間、風車建設予定海域の中の8箇所で、潜水士による潜水探査と台船を使ってのボーリング調査をやると通告してきました。


環境調査の項目に、ボーリング調査は無いのに

おかしいと思っていましたが、今回のボーリング調査は風車建設のための最終調査だと知りました。
前田建設は「住民のみなさまへの説明のために環境調査が必要なんです」と口々にいっていたが、ボーリング調査は、環境調査項目になし。
これは、前田建設が風車建設を前提に計画をすすめていることが明らかである。



横野町「反対の会」要望書提出・'14/11/12

   横野町位置図
   横野町位置図

 安岡沖洋上風力発電建設計画(事業者・前田建設工業㈱)をめぐって反対運動が全市に広がるなか、横野町の住民がたちあげた「反対の会」(正式名「安岡(横野)沖洋上風力発電建設に反対する会」:会長・新井 萬)は、12日、中尾友昭下関市長に対し、前田建設工業(本社・東京)が同市安岡沖で計画している洋上風力発電事業に反対するよう求める要望書を提出した。出席者は、「反対の会」から新井萬会長を初めとする代表者数名、下関市からは坂本副市長・砂原環境部長らが対応した。中尾市長は出席しなかった。

【要望書の概要】

至近距離の恐怖:

 横野町は洋上風力発電建設予定位置から1.5kmと最も近い距離にあり、騒音・低周波音被害、景観被害など、風力発電由来の被害を最もこうむる地域にあたる。このため反対の会の名称は、「安岡沖」ではなく「安岡(横野)沖」としている。

町内世論の反対:

 横野町自治会は洋上風力建設の是非を、全世帯(523)に図った。その結果、回答が得られた432世帯の内訳は、「賛成10世帯」、「反対362世帯」、「保留60世帯」、となり反対世帯が約84%を占めた。

共有財産貸与禁止:

 横野町共有財産管理組合は、同組合所有の土地について、送電ルート用地や環境アセス調査用地に関し、前田建設工業(株)に対してそれぞれ貸与、立ち入りを禁止することに決めた。

良好な住環境の危機:

 地域は風光明媚で自然災害も少ない、新規住宅、病院や福祉施設も建てられるなど地域の住環境は向上している。洋上風力発電が建設されれば環境は一変し、悪化する恐れがある。

低周波音の健康被害:

洋上風力発電タービンが発する低周波音について、一企業が、実証実験もなしにいきなり建設を進めることは到底受け入れられない。低周波音の健康被害は、音響工学と騒音測定だけで評価できる問題ではなく、生理学的・医学的な問題だと、多くの専門家が指摘している。

 

まとめ:事前予防を訴える(以下原文通り)

 現計画のまま、洋上風力発電建設が行われれば、健康被害に直面し、私たちは転居以外に解決策がなくなる恐れがあります。今の時期に、このような風力発電建設を強行するのは無謀という以外にありません。又、風力発電が稼働した将来において、健康被害が発生したとき因果関係を立証するのに時間と費用がかかり、被害は増大していきます。過去にもそのような郊外が多く発生しています。このような過去の経験に照らし、被害の回復ではなく、事前予防を主眼とすべきであります。同じ過ちを繰り返してはなりません。一企業の思慮に欠ける本風力発電が、これからの再生エネルギーの確率を国策とする、国・社会の悪しき前例になってはならないと判断します。

 

と理由を掲げ、市長に対して

「前田建設工業(株)の洋上風力発電建設に反対の意見を採るよう要望する」

と訴えた。


下関市医師会反対要望書提出 ・'14/10/11  

健康預かる医師の使命:医師会北浦班

 下関市の安岡沖洋上風力発電の建設予定地から半径5㌖内外で診療活動をおこなう下関市医師会北浦班(班長・口羽政徳氏、44医療機関)は、構成員である全医療機関が一致して、下関市に風力発電反対表明を求める要望書の提出を決定。9日、代表6人が市役所を訪れ、「地域の子どもたちや住民の健康を預かっている医師会の使命に立って」風力発電反対の意思を伝え、市長に要望書を提出した。これに対して中尾市長は、事前に連絡を受けていたにもかかわらずこの日も姿をあらわさず、代理の坂本副市長が対応した。

要望書の提出をおこなったのは、下関市の北西部、北は吉見・吉母地区、南は垢田地区、東は新下関地区までを含む範囲で診療活動をおこなっている、済生会病院や安岡病院、下関病院、また数多くの開業医など44医療機関。

 

———口羽班長より、以下の要望・要望事項が読み上げられた。——

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【要 望 書】

 前田建設工業株式会社は、平成27年度に下関安岡沖の海上に、国内最大級の出力6万キロワットの洋上風力発電所の着工を計画している。しかし、風力発電は周辺の住民の健康、および周辺環境に多大なる弊害を与えることが世界中から報告されており、いかに述べる理由から下関市医師会北浦班は安岡沖洋上風力発電の建設に反対する。

1. 健康被害。  

風車から発生する音は、可聴域の騒音と、不可聴域の低周波音がある。騒音は直接不眠の原因となり、低周波音は外因性自立失調症、あるいは風力発電機症候群として、人体に有害であることが世界中で立証されており、人家からわずか1.5㌖の至近距離に建設された場合、住民への健康被害は多大なものとなり、地域住民の健康を預かる医師会北浦班としては看過できない。

2. 下関市の衰退。 

風車の建設による漁場の喪失は、水産都市下関市の没落を意味する。住居としての価値も減少し、健康被害もあいまって人口の流出がゴーストタウン化することは、諸外国の例を見るまでもなく十分予測できる。諸外国の洋上風力発電は、沖合10㌖以上遠方に建設することが趨勢となっている。

3. 反対署名数。  

建設反対署名数は7万筆にのぼっており、地元住民の同意はまったく得られていないと考えられる。

 

  以上、地域住民の健康を守る使命を有する医師会北浦班としては、明らかに人体に有害な風力発電の建設を認めるわけにはいかず、下関市長におかれては、市民を代表して風力発電建設に反対していただけるよう以下の要望事項を申し上げる。

 

要望事項

一、 安岡沖洋上風力発電事業に反対する表明を下関市長に要望致します。

 


安岡漁港漁師が風力反対陳情・'14/9/24

   安岡漁港
   安岡漁港

地元安岡漁港の漁民が風力反対を訴える

 

下関市の安岡沖洋上風力発電の建設予定地に漁業権を持っている山口県漁協ひびき支店(旧安岡漁協)の漁師たち10人は、24日、同支店の正組合員48人中47人文の署名・捺印を添えて、中尾市長に対して風力発電建設に反対を表明するよう求める陳情を行った。

 

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【陳 情 書】

 私たちは、先祖代々安岡の海の恵みを受ける漁業関係者です。この安岡の海に、下関とは縁もゆかりもない東京の一企業が、営利目的で洋上風力発電施設を建設しようとしています。なぜ先祖代々受け継いできた安岡の海を明け渡さなければならないのか。私たち漁師は日々苦しんでいます。

 洋上風車ができれば、海流・波浪の状況が激変し海底や海岸は荒らされ、風車のオイル漏れやタービンの事故で海面は汚染されることになります。洋上風車群は安岡の海岸から1~2キロ離す計画ですが、我々漁師にとって海上での1~2キロという距離はあまりにも近く、安岡漁港からならば漁船でわずか1~2分の距離で、いわば我が家の庭先ほどに近いのです。

洋上風車ができれば、風車の支柱によって、漁のための自由な航行が妨げられるばかりか、荒天時には衝突の危険もあり、夜間の衝突も考えなければなりません。安岡あるいは吉見など周辺の漁師はつねに航行の危険と隣り合わせになるのです。

 洋上風車によって、昔から慣れ親しんだ安岡の海況は一変します。これは、世代を超えて継承してきた漁が出来なくなることを意味します。洋上風車は、安岡の漁師の生業であるタコ漁やウニ・アワビ・サザエなどの海産物に深刻な影響を与えます。

 タコ漁は早朝まだ暗いうちから海に出て行います。タコつぼの仕掛けは、一本約1,000mで、タコつぼは10m間隔で付けられるので、一度に約100個のタコつぼを船上に引き上げます。このため洋上風車群の周辺では細かい作業はできず、その上非常に危険な操船を強いられますので、これまでのような漁は出来なくなります。まさに我々漁師にとっては死活問題です。

 先月、安岡自治連合会は、31自治会のうち25自治会の建設反対をもって風車建設反対の決議を行い、同時にその旨を前田建設工業に通告しました。なかでも我々漁師の多くが居住する西安岡・安岡本町・安岡東町では住人の約8割が建設に反対しています。

 この地域のゆるぎない「誇り・魅力・財産」である“自然・景観・海産物”・“住民”・“地域”が、一企業の利益目的のためだけに存続の危機に直面しています。どうか、故郷のゆるぎない「誇り・魅力・財産」を奪わないでください。

 この土地を、故郷のゆるぎない「誇り・魅力・財産」を、まだ見ぬ次の世代に受け渡していけるように、私たちは建設反対に全身全霊を尽くします。

以上の懸念を持ちますので、安岡漁港漁師一同は以下に陳情いたします。

 

陳情事項

(1)市長は安岡沖洋上風力発電の建設に直ちに反対を表明すること。



安岡商工振興会反対陳情書提出・'14/8/10

 全国初の商業利用洋上風力発電となる下関市安岡沖洋上風力発電の建設をめぐって、住民の反対運動が急速に広がっているなか、地元の安岡商工振興会(岡本邦公会長、会員40名)は、8日「安岡沖洋上風力発電建設反対に関する陳情」を下関市長(中尾友昭)へ提出した。

 商工振興会側は岡本会長以下6名が出席し、福田市議同席のもと建設反対陳情書を坂本副市長、並びに環境部長に手渡した。

 

 ”陳情”では、「この海域に洋上風車が建設されれば、地域住民のみならず、自然を求めて訪れる人々に大きな失望を与える。この結果、訪れる人が減少するばかりか、安岡地域の人口減少につながり、商工業などの事業も縮小もしくは移転・撤退に向かい、地域社会の衰退を誘発することが十分考えられる。」との内容を市長へ伝えた。

 

 なお、安岡商工振興会は今年6月17日に理事会を開き、「風力については多くの住民が反対している。地元の病院も真剣な訴えをおこなっている」「低周波の健康被害はひどいもので、住民生活への影響が懸念される」などの意見が出され、安岡沖洋上風力発電の建設に反対することを決定していた。

 


横野新町、富任下仲自治会

         反対請願書提出・'14/5/2

 横野新町、富任下仲自治会は中尾下関市長へ風力反対の表明を陳情する請願書を提出した(写真)。概要は、

①横野新町、富任下仲自治会とも、風力発電建設に対し、住民アンケート調査の結果、圧倒的多数で反対であること。


②風力建設による健康被害を避けるため、新築を売りに出している世帯も存在していること。


 陳情に同行した一住民は、風力発電建設されるのであれば、健康被害のない地域へ引っ越す覚悟で反対運動をしている。市長および市役所においては、誠意ある適切な判断をしていただきたいと訴えた。これに対し、市は「市議会での全会一致での反対決議については十分に尊重するとしているが、建設側の調査結果を見守る」と回答 。